ついに豊島園の閉園がカウントダウンとなり、現実が近づいてきてしまいました。
歴史のある施設ですから、とても思い入れのある方もいらっしゃると思います。
そんな豊島園にとても貴重な施設があるのをご存知でしたか?
豊島園の歴史と今後を含めてご紹介したいと思います。
日本経済新聞より
豊島園の歴史
大正15年に練馬城址が豊島公園として開演されたことから始まります。
昭和に入ると所有者が転々と変わっていきます。
そして、戦争を経験している豊島園には、軍事施設も設けらていたこともあります。
軍事施設と言っても『防空監視哨』といって、対空監視という施設で敵の監視を行うところが設けられていたのですね。
終戦後1963年に西武鉄道がオーナーとなって、遊園地となっていきました。
ちなみに豊島園は練馬区にあります。
では何故豊島園と言うかというと、室町時代にこの地を治めていた豪族の名前が豊島で、その名前にちなんで、命名されたそうです。
ちょっとした豆知識です。もうすぐ不要になりますけど・・(^_^;)
歴史的な施設
カルーセルエルドラド
回転木馬です。
この回転木馬は、ドイツ製で1907年に機械技師であるヒューゴー・ハッセと言う人が作りました。
ヨーロッパを転々としたあと、ニューヨークに渡り、1969年に豊島園が購入しました。
その後2年かけて整備を行い、1971年に設置されました。
こカルーセルエルドラドは歴史的に貴重な機械遺産で有り、2010年8月に機械遺産として認定されています。
機械遺産
機械遺産とは、日本機械学会が文化的遺産として次世代に伝えることを目的として認定したもの二なります。
結構興味深い物がありますので、機械好きの方にはたまらないかも知れません。
是非ホームページへ訪れてみて下さい。
カルーセルエルドラドの今後
練馬区議会が都に存続を申し入れしてはいるものの、現在のところ何も決まっていません。
ちょっとタイミングが悪いかもしれませんね。
コロナ禍真っ只中の現在、都としても懐事情は良くはないでしょうからね・・
何とか、存続の道が開けると良いのですが・・
実は日本初の施設がたくさん
きっとオーナーが、チャレンジ精神旺盛な方なのでしょう!
1964年:世界初の流れるプール
こんなに昔からあったんですね、流れるプールって・・しかも世界初
1927年:ウォーターシュート
営業用として日本初
ハイドロポリス
曲線方のウォータースライダー
ウォータースライダーの日本初は船橋ヘルスセンター
ツイン型フライングパイレーツ
大型のフライングパイレーツとして日本初
いかがですか?
今では当たり前の施設ですが、当時としては画期的だったはずです。
残念ですが、豊島園は2020年8月31日に閉園となります。
豊島園跡地には何が出来るの?
ハリーポッタースタジオ?
リンク先はロンドンの施設です。
豊島園の跡地には、ハリーポッターを題材にしたテーマパークが予定されています。
ハリーポッターを題材にしたテーマパークと言えば、大阪のUSJを思い浮かべると思いますが、
豊島園の跡地に出来る、テーマパークはロンドンにある、『ハリーポッタースタジオ』と似たようなスタジオ型の施設になるようです。
USJとは異なり、乗り物ではなく、映画撮影で使用した、セットや小物などを展示する施設です。
映画をご覧になったいる方にはとても親しみ深い施設になるでしょう。
ロンドンにあるホームページへ行くと、映画のワンシーンが蘇る展示物がたくさんあるので、ポッターファン同士で訪れれば、盛り上がること間違いなしです。
訪れる前にもう一度映画を見返しては、いかがでしょうか?
是非ロンドン以上のクウォリティーで開園して欲しいものです。
開園予定は2023年前半で正式契約が8月18日に結ばれました。
新しいテーマパークの誕生ですね、期待して待ちましょう!!